今、地球では80億もの人々が世界各地に暮らしています。石油は近い将来枯渇すると言われ、飢餓や温暖化による自然災害は対岸の火事ではなくなっています。
そもそも日本は電気をはじめとするエネルギーをつくる資源をすべて海外からの輸入に依存しており、自動車を走らせるガソリン、軽油も同様です。国土の狭いわが国ですべてのエネルギーをつくり、使うためには、住宅やマンション、工場、店舗に至るすべての建物の在り方を考え直す必要があり、今はもう待ったなしの時期に来ています。 一方、ロシアのウクライナ侵攻、中東戦争、為替レートの変動で石油関連の輸入価格は高騰の一途をたどっています。特に1リットル当たり175円までの補助、電気料金の燃料調整1kWhあたり7.5円を補助するという現在の国の制度は、カーボンニュートラルという二酸化炭素排出を抑える世界の目標と逆行しています。
理想は、すべての国民が使用する電気、ガソリンなども、可能な限り国民自身がつくって使うというエネルギーを自給自足できる国家を形成すること。日本ではガソリンをつくることはできませんが、私たちは唯一、電気というエネルギーをつくることができます。 今こそ、家電、エアコン、給湯器、IHキッチン、照明、換気など日々の暮らしで使用するすべての住宅設備を電化して、エネルギーの自給自足に国民全員が取り組む時でもあります。
私の理想は地球の資源を大切に、奪い合わず分け合える日本の国の在り方です。対立より協調、戦争より対話。その中で資源を無駄にせず、誰もが幸せに暮らせる社会をつくりたい。そのためにも無尽蔵にある太陽のエネルギーを最大限利用できるスマートハウスの開発は自分の使命であると考え、邁進してきました。これからもつねに問題を直視して解決策を見つけ、お客さまだけでなく、住まいを建てられる多くの皆さまに支持していただける会社、社会に貢献し、エネルギー事情を変えていける私たちでありたいと思います。